変額年金のメリットとデメリット

変額年金のメリット その2

 

変額年金のメリットのひとつは、やはり年金が増える可能性があるという点にあるでしょう。未曾有の不況となって久しい今の日本、なかなか給料が上がる事はなく、定年を迎えた後に仕事を探すのはかなり苦労しますし、仮に見つかったとしても、給料は一気に下がってしまいます。

 

そうなってくると、老後の生活費を稼ぐのはかなり困難となって来るでしょう。最近は、年金額だけではどうしても生活ができないというくらい年金が少ない人も多いようです。老後の生活に不安を抱いている人は多いでしょう。

 

そこにあって、変額年金の制度は魅力的です。変額という事は、マイナスとなるリスクも否定できません。ですが、保険料がそれほど高く支払えない場合でも、老後の生活にゆとりを持たせる可能性があるという意味では、今の時代にはありがたい商品かもしれません。

 

とはいえ、さすがに老後の資金をかけてまで博打するという人は少ないのが実情です。変額年金保険を利用する人の多くは、少ない保険料で多くの年金を得ようとするのではなく、よりゆとりある老後にしたいと考える人が利用するケースが多いです。

 

つまり、変額分によってプラスとなった場合により豊かな生活ができるぞ、という目的で加入する人が多いということです。もしマイナスになっても生活する分には困らないという状況であれば、リスクも少なくて済みます。

 

また、近年の不況は、逆に言えば底を付いた状態ともいえます。今後の景気回復に期待をしている人も少なくないでしょう。そういった人は、変額年金保険の運用に期待しているのではないでしょうか。