変額年金のメリットとデメリット

変額年金のメリット その4

 

変額年金保険は、運用によって年金の額が変動するという安定感のない年金です。しかも、一時払いで支払うのが一般的なので、その面での怖さはあります。ですが、通常の投資信託と比較した場合、かなりリスクが軽減されたり、税金に関するメリットが生まれたりするという一面があります。

 

例えば、投資信託の場合は運用機関に利益が出た場合、それなりに税金を支払う必要があります。ですが、この変額年金の場合は、非課税対象となっています。つまり、利益が出ても税金を取られないのです。これはかなり有利です。というのも、投資信託をはじめとした金融商品は、税金でだいぶ持っていかれるからです。

 

例えば株を例に挙げてみましょう。現在一株12万円の銘柄を100株買ったとします。そして、その株価が12万1000円になったとしましょう。そうなると、1,000円の上昇×100株=10万円の利益となりますよね。ですが、実際に手元に入るのは、ここから手数料と税金を引いた額です。そして、株の税金は実に20%も持っていかれます。この場合、2万円が手元から消えるのです。これは相当な痛手です。

 

ですが、変額年金の場合はこういった税金による天引きがありません。保険という一面がくれる大きなメリットと言えるでしょう。

 

変額年金の支持が年々増加している背景には、こういったメリットがあります。税金に関しては、今後のさらなる上昇の可能性も含め、投資家はかなりナイーブになっているので、そういった人にとっては狙い目なのです。