変額年金のメリットとデメリット

変額年金のデメリット

 

変額年金には様々なメリットがある反面、やはりデメリットもあります。そして、このデメリットは決して少なくありません。ある意味、そこが変額年金の変額年金たる所以と言えるかもしれません。年金としてこの変額年金保険を考えた場合、どうしてもリスクの面はデメリットと捉えられてしまうのです。

 

変額年金のデメリットは、やはりリスクという事になります。自分が支払った分の保険料の元本を割ってしまうというリスクがあるのです。つまり、払った分が全部は戻ってこないという状態です。長らくお金を預けておきながら、そのお金が減る。これは、ちょっとあり得ない事です。

 

極端な事を言えば、銀行にお金を預けていて、そのお金が減ったようなものです。それでは、納得できない人も多いでしょう。ですが、実際にこの変額年金というシステム内においてはありえるデメリットです。

 

また、一時払いがほとんどという面も、どうしてもデメリットと言わざるを得ません。単純に、その資金を用意する事が難しいからです。退職金で支払うケースが多いですが、つまりそれは退職金が出た場合、それも結構多く出た場合のみ有効となります。今の時代、そうそうしっかりした退職金が出るかというと、そうとも限りません。そういう意味では、敷居の高い制度といえます。

 

基本的には、変額年金保険はとてもクセの強い個人年金です。その為、この商品を利用するならば、あらゆるメリットはもちろん、デメリットにもしっかり目を向けておく必要があります。その上で人気の高い商品であるという事は、少なからずデメリットを上回るメリットがあるという事も併せて頭に入れておくと良いでしょう。